2015-09-16 (Wed)
05:54
✎
大和ミュージアム

by G7X

8月15日土曜日の終戦記念日に、呉市の 「大和ミュージアム」 に行ってきました。
わざわざ大阪から出かけたのではなく、広島市の実家に帰省していた時のことです。
大和ミュージアム
戦艦「大和」を建造した軍港、日本一の海軍工廠のまちとして栄え、
戦後は世界最大のタンカーを数多く建造する「呉」
明治以降の「呉の歴史」と造船・製鋼を始めとした各種の「科学技術」を紹介する博物館。
館内には10分の1戦艦「大和」の模型、零式艦上戦闘機六二型などの貴重な実物資料の他
船を中心とした科学技術の原理を体験・体感を通してわかりやすく紹介している展示室があります。


「大和波止場」
大和ミュージアム海側の大和波止場は実物大の戦艦「大和」をイメージした公園です。
かつて大和を建造した造船所や、行き交ういろいろな船を見ることができます。


「レンガパーク」
大和ミュージアム駐車場からエントランスの間はレンガパークです。
戦艦「陸奥」の主砲身、スクリュー、主舵などの引揚品を展示しています。


大和ミュージアムの趣旨
呉市は、明治22年に呉鎮守府、明治36年には呉海軍工廠が設置され、
戦前においては、戦艦「大和」を建造した東洋一の軍港、日本一の海軍工廠のまちとして栄え、
また戦後においては、戦前から培われてきた技術が新しい技術と結びつき、
世界最大のタンカーを数多く建造するなど、我が国が戦後約10年ほどで世界一の造船国へ発展する一翼を担い、
有数の臨海工業都市として発展し、地域の産業発展のみならず、日本の近代化に大きく貢献してきました。
呉市海事歴史科学館(愛称:大和ミュージアム)は、明治以降の日本の近代化の歴史そのものである「呉の歴史」と、
その近代化の礎となった造船、製鋼を始めとした各種の「科学技術」を、
先人の努力や当時の生活・文化に触れながら紹介し、我が国の歴史と平和の大切さを深く認識していただくとともに、
科学技術創造立国を目指す日本の将来を担う子ども達に科学技術のすばらしさを理解していただき、
未来に夢と希望を抱いていただくことのできる「呉らしい博物館」とすることにより、
地域の教育、文化及び観光等に大きく寄与することを目的とします。






「大和ひろば」
10分の1戦艦「大和」艦尾全長26.3メートルもある10分の1戦艦「大和」は、
設計図や写真、潜水調査水中映像などをもとに、可能な限り詳細に再現しました。
この10分の1戦艦「大和」は大和ミュージアムのシンボルとして平和の大切さと科学技術のすばらしさを後世に語り継いでいます。
今も残る大和の造船ドックや様々な船舶が往来する呉湾の風景が望めます。




「大型資料展示室」
零式艦上戦闘機六二型、特攻兵器「回天」十型(試作型)などの実物資料で戦争の悲惨さや平和の大切さを伝えます。
呉で培われた材料をつなぐ技術や目標へまっすぐ進む技術などは、現在の宇宙ロケット製造技術にも引き継がれています。
九三式魚雷・二式魚雷
九三式魚雷は、それまでの魚雷の欠点であった射程距離の不足、航跡発生の問題を解決するため、
燃料酸化剤に純粋な酸素を用いていました。この酸素魚雷を太平洋戦争までに実用化できたのは日本だけでした。
開発に成功したのは呉海軍工廠魚雷実験部で、水雷部がおもに製造を担当していました。
二式魚雷は、魚雷艇用として開発された魚雷で、魚雷艇以外にも「蚊龍」などの特殊潜航艇で使用されました。
特攻兵器「回天」十型(試作型)
呉海軍工廠を中心に研究開発された特攻兵器「回天」は、海軍の青年士官から提案されたものです。
平均年齢21歳の100名以上の尊い命が失われました。
全長9メートル、重量2.5トン、乗員1名
零式艦上戦闘機六二型
零式艦上戦闘機の開発には、広海軍工廠で研究・開発された技術が活かされました。
機体全てを金属で製作する技術、運動性重視から主翼を片方だけで支える強度維持の技術、
桁と外板で主翼の強度を保持する技術などは、日本国内では広海軍工廠からはじまりました。
特殊潜航艇「海龍」(後期量産型)
「海龍」は飛行機のように翼を使って自由に潜航・浮上する事を目指して
呉海軍工廠などで潜航実験や研究・開発が行われた小型潜水艦です。
全長:17.28メートル、水中速力9.8ノット、乗員2名
各種砲弾
戦艦「大和」などで使用された46センチ主砲弾や、
戦艦「陸奥」などで使用された41センチ主砲弾をはじめとした各種砲弾や火薬缶などを展示しています。



海軍さんの麦酒で喉を潤した後は・・・・・・・・・
つづく
広島県呉市宝町5-20 「大和ミュージアム」
TEL 0823-25-3017
開館時間 •展示室・ミュージアムショップ 9:00~18:00(展示室入館は17:30まで) ライブラリー 9:00~17:00
休館日 火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日休館) 4月29日~5月5日、7月21日~8月31日、12月29日~1月3日は無休
電車でGO! JR呉線「呉駅」徒歩5分

by G7X

8月15日土曜日の終戦記念日に、呉市の 「大和ミュージアム」 に行ってきました。
わざわざ大阪から出かけたのではなく、広島市の実家に帰省していた時のことです。
大和ミュージアム
戦艦「大和」を建造した軍港、日本一の海軍工廠のまちとして栄え、
戦後は世界最大のタンカーを数多く建造する「呉」
明治以降の「呉の歴史」と造船・製鋼を始めとした各種の「科学技術」を紹介する博物館。
館内には10分の1戦艦「大和」の模型、零式艦上戦闘機六二型などの貴重な実物資料の他
船を中心とした科学技術の原理を体験・体感を通してわかりやすく紹介している展示室があります。


「大和波止場」
大和ミュージアム海側の大和波止場は実物大の戦艦「大和」をイメージした公園です。
かつて大和を建造した造船所や、行き交ういろいろな船を見ることができます。


「レンガパーク」
大和ミュージアム駐車場からエントランスの間はレンガパークです。
戦艦「陸奥」の主砲身、スクリュー、主舵などの引揚品を展示しています。


大和ミュージアムの趣旨
呉市は、明治22年に呉鎮守府、明治36年には呉海軍工廠が設置され、
戦前においては、戦艦「大和」を建造した東洋一の軍港、日本一の海軍工廠のまちとして栄え、
また戦後においては、戦前から培われてきた技術が新しい技術と結びつき、
世界最大のタンカーを数多く建造するなど、我が国が戦後約10年ほどで世界一の造船国へ発展する一翼を担い、
有数の臨海工業都市として発展し、地域の産業発展のみならず、日本の近代化に大きく貢献してきました。
呉市海事歴史科学館(愛称:大和ミュージアム)は、明治以降の日本の近代化の歴史そのものである「呉の歴史」と、
その近代化の礎となった造船、製鋼を始めとした各種の「科学技術」を、
先人の努力や当時の生活・文化に触れながら紹介し、我が国の歴史と平和の大切さを深く認識していただくとともに、
科学技術創造立国を目指す日本の将来を担う子ども達に科学技術のすばらしさを理解していただき、
未来に夢と希望を抱いていただくことのできる「呉らしい博物館」とすることにより、
地域の教育、文化及び観光等に大きく寄与することを目的とします。






「大和ひろば」
10分の1戦艦「大和」艦尾全長26.3メートルもある10分の1戦艦「大和」は、
設計図や写真、潜水調査水中映像などをもとに、可能な限り詳細に再現しました。
この10分の1戦艦「大和」は大和ミュージアムのシンボルとして平和の大切さと科学技術のすばらしさを後世に語り継いでいます。
今も残る大和の造船ドックや様々な船舶が往来する呉湾の風景が望めます。




「大型資料展示室」
零式艦上戦闘機六二型、特攻兵器「回天」十型(試作型)などの実物資料で戦争の悲惨さや平和の大切さを伝えます。
呉で培われた材料をつなぐ技術や目標へまっすぐ進む技術などは、現在の宇宙ロケット製造技術にも引き継がれています。
九三式魚雷・二式魚雷
九三式魚雷は、それまでの魚雷の欠点であった射程距離の不足、航跡発生の問題を解決するため、
燃料酸化剤に純粋な酸素を用いていました。この酸素魚雷を太平洋戦争までに実用化できたのは日本だけでした。
開発に成功したのは呉海軍工廠魚雷実験部で、水雷部がおもに製造を担当していました。
二式魚雷は、魚雷艇用として開発された魚雷で、魚雷艇以外にも「蚊龍」などの特殊潜航艇で使用されました。
特攻兵器「回天」十型(試作型)
呉海軍工廠を中心に研究開発された特攻兵器「回天」は、海軍の青年士官から提案されたものです。
平均年齢21歳の100名以上の尊い命が失われました。
全長9メートル、重量2.5トン、乗員1名
零式艦上戦闘機六二型
零式艦上戦闘機の開発には、広海軍工廠で研究・開発された技術が活かされました。
機体全てを金属で製作する技術、運動性重視から主翼を片方だけで支える強度維持の技術、
桁と外板で主翼の強度を保持する技術などは、日本国内では広海軍工廠からはじまりました。
特殊潜航艇「海龍」(後期量産型)
「海龍」は飛行機のように翼を使って自由に潜航・浮上する事を目指して
呉海軍工廠などで潜航実験や研究・開発が行われた小型潜水艦です。
全長:17.28メートル、水中速力9.8ノット、乗員2名
各種砲弾
戦艦「大和」などで使用された46センチ主砲弾や、
戦艦「陸奥」などで使用された41センチ主砲弾をはじめとした各種砲弾や火薬缶などを展示しています。



海軍さんの麦酒で喉を潤した後は・・・・・・・・・
つづく
広島県呉市宝町5-20 「大和ミュージアム」
TEL 0823-25-3017
開館時間 •展示室・ミュージアムショップ 9:00~18:00(展示室入館は17:30まで) ライブラリー 9:00~17:00
休館日 火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日休館) 4月29日~5月5日、7月21日~8月31日、12月29日~1月3日は無休
電車でGO! JR呉線「呉駅」徒歩5分
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Last Modified : 2015-09-16